幻の入賞作品~再生~
今日の画像は3月26日~28日まで、パシフィコ横浜で開催されていた
日本フラワーデザイン大賞のフローラル・コラージュ部門に出展していた作品です。
★画像は出展前に自宅にて撮影
タイトルは 「再生」
今回は奨励賞という4位に該当する賞を一旦は受賞していたのですが
先日のブログにも書いていたように
会期中の最後に作品既定寸法オーバーということが分かったそうで
入賞は幻となった作品です。
規定では外周1メートル90センチ以内なのですが
kenは縦横1メートル90センチ以内のサイズであればOKと勘違いをしてしまい
作品一辺の長さが60センチ
フレーム部分は75センチで制作をしてしまい
75センチ×4の、なんと3メートルもの外周に。。。
主催担当者様より一旦は発表、入賞プレートが会期中取り付けられていたことへの
お詫びその他諸々のご連絡をいただいたのですが
こちらとしてみれば、票を入れていただいた、たくさんの審査員の先生方に
ただただ、申し訳ない気持ち&恥ずかしい気持ちが先で
惜しかったなぁ~、などという気持ちよりも恥ずかし笑いの方が出てしまいました。
ホントにこんな時に限って天然kenをぶちかましてしまいました。
きっと語り継がれるエピソードでしょうね。。。(笑)
30年以上の歴史と伝統ある国内最大のフラワーデザインコンテストにおいて
初めてのエントリーで一次選考を通過し
本選の晴れ舞台で大きなミス。
でも、これも何か意味があることでしょう、きっとね。。。(笑)
さて、今回出展させていただいた作品
「再生」
に込めた想いをご説明します。
再生とは、生物学的に言えば一旦は破壊された、破損した細胞が
徐々に蘇り、元の形になることを意味するものです。
今回使用した自然素材の99%は竹を炭化させた竹炭、竹粒、竹炭の粉を用いたのですが
800度以上もの高温で炭化した竹は
炭化されても尚、生命を宿しています。
正確には水分を得られなくなっていますので生きているとは言えないでしょうが
炭化したことによって益々のエネルギーを放ち
気の流れを良くしたり、脱臭効果を与えてくれます。
それってスゴイことだと思いません?
そんな竹炭の再生能力を見習い
人間も企業も政治も再び新たな生まれ変わり
自浄能力を持ちあわせていることを
一つのメッセージとして込め、それをフローラル・コラージュアートとして表現したものです。
黒は死を意味する色でもありますが
終わりであり、それはまた始まりの色でもあると思います。
再生
毎日、再び新しく生まれ変わる気持ちで
これからもますます自分らしい創作を続けて行きたいと思います。