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飛べない鳥、ヤンバルクイナ。

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おととい沖縄から帰って来てからというもの
ず~っと、気になって気になってしょうがないことがあります。


それは、沖縄本島北部のジャングルにのみ生息する国の天然記念物に指定されている
飛べない鳥、ヤンバルクイナ
http://www.sizenken.biodic.go.jp/rdb/txt/content/023.html


旅行初日のレンタカーのFMニュースから一番に飛び込んで来たニュースが

「今日、一羽のヤンバルクイナが道路を横断中、車にはねられ死亡しました。」

というニュースでした。


そのときは、ヤンバルクイナという鳥のことは全然知らなくて
沖縄って、鳥が死んでもニュースになるくらい、のどかなんだぁ~!と思ったくらいでした。


そして、その後も沖縄のいろんなところへ遊びに行くのが先で
ヤンバルクイナのことはすっかり忘れていました。


でも3日目の夜、泡盛を飲みながら、バーテンダーの方から沖縄のいろんな事。
アメリカ軍のこと、歴史のこと、文化のこと、人柄のこと、気候のこと
そして、猛毒を持つハブのこと、マングースのことから、最後は絶滅の危機に瀕している
ヤンバルクイナの事を聞き、そのときから、kenはヤンバルクイナのことで
頭はいっぱいになりました。


ヤンバルクイナとは沖縄県本島北東部の「山原」~ヤンバル~という密林地帯~ジャングル~
にのみ生息する貴重な鳥なのですが、今から90年ほど前に猛毒を持つハブ退治用に
インドから持ち込まれたマングース(ハブより強いなんて知りませんでした)
僅か、30匹が現在では10万匹はいると推測されており、人間の思惑とは裏腹に
マングースにとっても手強いハブを食べるよりも、簡単に食べることの出来る
ヤンバルクイナやウサギが獲物となり、どんどん減少して行っているようです。

そして、沖縄観光開発による森林の破壊も原因の一つのようです。


もともと、ヤンバルクイナは飛べなくても、マングースのような動物は昔は生息していなかった
訳ですから、ハブから身を守るだけでよかったのが、最近ではマングースの他にも
人間に捨てられて野生化した野良猫やオオカミのようになった野犬などからも
格好の餌食となり、瞬く間にヤンバルクイナの数は減少し
飛べない以上、身を守る術は何も無く、ただ、ただ、食べられるだけ、殺されるだけの
毎日を思うと、可哀相で仕方ありません。。。(涙)



世界中で沖縄本島北東部のジャングルのみにしか生息していない
飛べない鳥、ヤンバルクイナ



何か、してあげられることがないかは今後の課題となりそうです。
それも早急にしてあげないと、この一瞬、一瞬も
ヤンバルクイナは恐怖に怯えながら日々過ごしているのです。




★今日の画像は沖縄に行った初日の台風接近中で
 唯一曇り空でのショットで万座毛岬からの景色です。