日々の暮らしを心地よく、自分らしく....

花のある暮らしで心穏やかな日々を

よく、頑張ったね!

         つい先日、すごく親しい方の息子さんのお見舞いに行きました。
         小さい頃に脳腫瘍が見つかり、抗ガン剤治療にて完治して
         20数年が過ぎた今、再発。(20年も過ぎてからでも再発というのかな?)

         今も懸命に闘っておられるのですが、昨日お父さんからお電話を頂き
         電話口で泣き崩れておられ、いよいよ主治医の先生から余命が数日で
         あるという事を宣告されたそうです。

         kenも電話口で涙が溢れ、止まらず、何と答えたのかよく覚えていません。

         いつも愛する息子さんの自慢が幸せそうで、その息子さんも精一杯
         お父さんの期待に応えるべく、彼自身の能力を遙かに越えたところで
         生かされた命を、父と息子の二人三脚で仕事に邁進されていた事実を
         いつも見ていただけに、お父さんの気持ちを思うと、又、息子さんの
         気持ちを思うと、とても言葉になりません、、、、。


         病気と懸命に闘った、いや、今も闘っている親愛なる
         彼に、『よく、頑張ったね!』『エラかったね!』と病室で声をかけました。


         本当に、通常では考えられないような痛みと闘い、最後までお父さんの
         仕事のフォローをし続けた彼。


         病室で声には出しませんでしたが、心の中で

         『もう、十分頑張ったから、頑張らなくてもいいんだよ』

         『ゆっくり休んでいいんだよ』と言いました。


         本当に、よく頑張ったね!


         そして、お父さん、自分をそんなに責めないで下さい。

         息子さんはお父さんをいつも誇りに思われていて
         とても幸せな人生を歩まれたと思います。





         自分の事も含めて最近つくずく思うことがあります。

         それは、頑張りすぎないことの大切さ。

         キツイ時には誰かにエクスキューズが素直に言える自分であることの大切さ。

         恥でも何でも無いことです。素直に生きる。生かされて生きる。
         正直に生きる。見栄を張らずに等身大の自分で生きる。その中で
         今、自分が出来ることを出来る範囲で精一杯、頑張る。


         頑張るって、一体何だろう?


         なんて、普段考えないような事を考えさせてくれた親愛なる彼に
         

         心から感謝の気持ちを込めて、ありがとう。